投稿者:名無し

タイトル:幼いころの謎
あまり怖い話ではないが私が三歳の頃不思議な体験をしました。

おばあちゃんの家に遊びに行った時でした。その頃町内の運動会が近所の小学校でありました。

おばあちゃんは運動会の種目で盆踊りに参加するため他の人の家で練習するからと一足先に家を出ました。私と母と兄は後から運動会を見に行く予定でいました。私はまだ幼かったので母親のそばから離れることはまずなかったそうです。もし一人になると大泣きするぐらい泣き虫だったので。

ところが何故かそんな私は一人でおばあちゃんの後を追い掛けました。自分でもわかりません。でもおばあちゃんは私には気付かなかったそうです。その後私一人で運動会に行ってしまいました。

ちなみに勝手に種目の玉入れに乱入してました。でも誰も私には気づいてはくれませんでした。普通なら小さい子供が一人でいたら変に思いますよね。

そして運動会を後にしたあと散歩気分で近所を歩き回ってたそうです。その内また一人でおばあちゃんの家に戻ってきました。そしたら母親が青い顔してどこ行ってたの!!って言われました。私が急にいなくなって必死におばあちゃんと探してたそうです。

普通なら一人ぼっちなら泣き喚く私ですがその時は運動会に行ったことに満足そうな顔をしてたみたいです。

今思えば私は何かに連れていかれたんだと思います。今になって母親に聞くと気味悪がってあの時のことだけは思い出したくないと言われました。

私も不思議なことにその出来事だけは鮮明に覚えてるんです。小さい頃のことなんて他には覚えてないのに。

本当に不思議な体験でした。
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