投稿者:智晶
タイトル:足音
僕が高校生の時の話です。まぁ怖い話ではないんですが、不思議な話です。
僕の姉はほんの少し霊感があるので霊は見えないのですが、金縛りや霊を持ち帰ってくる事がちょくちょくありました。そして姉が夜に帰って来て洗面所で頭を洗っていた時に足が視界に入った(洗面所で頭を洗う時って立ったままお辞儀する様な姿勢になりますよね?)らしく
「えっちゃん(母)洗面所使っていいよ〜」
と言って振り向いたら誰もいませんでした。でもよくある事(?)らしく気にしなかったのですが、姉が自分の部屋に行く為に2階へ上る時の音が
「トトン、トトン、トトン」
と音がしたんです。この時は僕も含め家族全員が聞いていました。
僕は自分でもイタイくらい頭が悪いので、姉が子供みたいに足と手を使って這って2回へ上ったのかな?と無駄に機転の利いた考えをしたのですがそんな訳はなく。まるで誰かが姉の後ろに張り付いて一緒に上ってるような音でした。
その後すぐ姉は泣きながら降りて来ました。やはり姉自身もわかっていたらしく後ろから人の気配というかちょっとした温もりみたいな生暖かい感じを背中に感じたそうです。
その夜姉は金縛りにあい、水筒をぶら下げた日本兵のような人が自分の枕元の横に座っていたそうです。
しかし怖い感じはせず、冷静に
「この人が守護霊かな?」
と思ったらしくそのまま寝たそうです。
姉は23くらいからあまり金縛りにあわなくなったらしいのですが、結構大人になると霊感みたいなものが無くなる人がいるみたいですね。
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