投稿者:914

タイトル:すいません
5月中旬に体験した話です。

その日はサークルで疲れていた為、家に帰るなり寝室へと向い風呂にも入らず眠ってしまいました。普段僕はあまり夢を見ないのですが、その日は珍しく夢を見たんです。

夢の中で、僕は川沿いを車で走っていました。あたりに人の気配は無く、まさに動いているのは自分と車だけといった状況でした。

しばらく走っていると、何の前触れもなく車が動かなくなりました。キーを回してみてもアクセルを踏んでみても反応はなく途方に暮れていた私は、後ろから誰かが歩いて来る事に気がついたんです。

その人はスーツを着た男でした。

僕は何故か

「その男に追いつかれたら終わりだ」

と思い、車を降りて走り出しました。

しかし、いくら走っても男との差は縮まるばかり。いつの間にか男は僕のすぐ後ろまで追いついていました。そして男の手が僕に伸ばされ

「あぁ、もう終わった」

そう思った瞬間、目が覚めました。

全身に汗をかきながらも、追いつかれなくて良かったとホッとしていると、枕元に誰かがいる気配がします。そして、身体が動かない事に気付きました。

「金縛りだ…なんだ、追いつかれてたんだ」

と、不思議と冷静に状況判断をしていました。すると耳元で小さいながらもはっきりと



「…スイマセン…スイマセン…スイマセン…スイマセン…スイマセン…」



という声が聞こえました。

この時目は開けてませんでしたが、なんとなくこの声はあのスーツの男であるとわかりました。

声は5分程続き、少しずつ小さくなって消えていきました。

スーツの男は、いったい僕に何を伝えたかったのでしょうか。

長文駄文失礼しました。
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