食べたモノは・・・
知り合いから聞いた怖い話です。
10年ほど前にある3人家族がいました。父と母と小学5年生の男子の3人でペットに犬を飼ってたそうです。それまでは特に変わりのないごく普通の家族だったそうです。
ことの始まりはある日父が食用蛙を捕まえて母に料理してくれと言った時からです。当然、母は嫌と断り仕方なく父が自分で料理をして食べたそうです。それが以外に自分の好みの味だったみたいでそれからグロ料理にハマリ始めたそうです。
それまでグロ料理とか興味なかったはずの父の変わりように母も息子もすごく心配しそうです。最初の頃は週一回程度だったがだんだんグロ料理を食べる回数も増え最終的には毎日食べるようになってました。料理内容もうさぎのから揚げからゴキブリのから揚げから日に日に気持ち悪さもアップしていったそうです。当然料理するのは父で食べるのも父だけでした。
ある日の日曜、父は仕事の休みで母と息子はデパートに買い物へ行くことになり父が留守番することになりました。行きぎわで父が
「今日の夕食は俺がお前らのぶんもうまい物作るからゆっくり行ってこい」
と母も息子も大反対でしたが父は
「大丈夫、変な料理はしないから」
というので仕方なくうんとうなずいてデパートへ向かったのであった。
その夜、母と息子が帰った来たらエプロン姿の父が
「おかえり」
と2人を向かい入れ
「お腹空いただろ?、さあどんどん食えと」
テーブルに料理を並べた。
ご飯、肉の炒め物、味噌汁、サラダ、とあともう一品。心配してた母と息子でしたが以外においしく全部食べたそうです。父も普通の料理作ってくれるんだなっと父のことを避けぎみだった母も息子もその時は父を尊敬し喜びました。
しかし、期待はすぐ裏切られました。夕食から1時間ぐらいして母が息子に
「犬にエサやってきて」
とエサを渡しました。そしてエサをあげに行った息子ですがエサを持ったまま戻ってきました。母が
「どうしたの?」
とたずねると犬がどこにもいないとのこと。母はその時真っ青になりまさかと思い父に尋ねました始めはとぼけてた父も何度も聞くとすると・・
「今日はあいつの肉を使ったんだうまかっただろ?さばいのも家じゃないから汚れなかったし」
それは聞いた息子は大泣き、母は父に対してすごいけんまくで怒り父も反省したのか、
「ほんとごめんもう2度としないから」
と謝った。しかし、母の怒りは収まらず朝まで父と口喧嘩していたそうで朝食時も母と父は無言だったそうです。
息子が学校終って友達の家で遊んでから家に帰る頃は丁度夕方で家に帰ると父親が
「おかえり、おかあさん友達と遊ぶに行ったから今日はおとうさんと一緒に食べよう。おかあさんがご飯とおかず作っといて
くれたから」
とテーブルまでいくと料理は並べたてある。昨日のこともあるので少し警戒しようと思ったが、母が作ったから大丈夫だと思い全部食べた。食べ終わったあと父が
「どう?うまかった?肉硬くなかった?」
と、いろいろ聞いてくるのでうんうんとうなずいていると
「今日何の日か知ってる?」
と父が答えてくるので
「4月1日だけどどうしたの?」
と聞くと
「今日はね嘘を付いていい日なんだよ。だからさっきの話は全部嘘」
息子は背筋が凍える覚えをした。そしておそるおそるさっき食べたのなにか聞くと父は気持ちの悪い笑い顔を見せながら
「お前のお母さんの肉だよ」
そのあと、息子は警察まで逃げて父は殺人で逮捕されるも精神異常が認められ精神病院に今もまだいるそうです。
ただ、なぜか犯行内容に「食べた」という表現はまったくされず隠蔽されたそうです。
⇔戻る