友情に勝るものなし

同級性が小学校5年のころテンカンを起こし植物状態になった。運動神経抜群の人気ものだった。一緒に田舎のミニバスやってた。

その子が倒れてしっまた「おかげ」というか俺がスタメンになった。田舎のせいか中学もミニバスとほぼ同じメンバーがスタメンだった。

ただ中学の一年生で短い生涯を終えた。

「かっちゃん(仮名)が生きてたらどっちがスタメンだったかな?」

なんてよくほかの部活の子や周りはいった。俺はそれが嫌だった。「俺だよ」なんていいたくないけど俺であって欲しかった。

中学校総体県大会。俺らの目標はベスト4だった。毎年べスト8。ちなみにミニバスのころからベスト8。

県大会の前々日バスケ部でかっちゃんに線香をあげた。

しかし、一回戦で俺は足をつった。ちょうど俺の代わりのポジションだけいなかった。二年生をだしたがあがりきってミスを連発10点差がみるみる縮まりついには逆転された。俺は

「かっちゃん助けてくれよこんなんじゃ帰れねーよ」

と泣きそうになりながら心で思った。すると、足は痛くなくなった。

試合に出るとめちゃくちゃなフォームでシュートを決めまくった完全に自分のフォームやリズムじゃなかった。さらに、俺は点数をとるタイプのガードじゃない。もちろん俺の活躍で試合には勝てた。

すぐに回復を見せた俺は

「仮病かこの!?」

といわれた。しかし、結局またベスト8だった。

その時は何も言わなかったが県大会の帰りのバスで

「かっちゃんが生きてたらベスト4だったなきっと・・・」

自分から言ってみた。

「かっちゃんにベスト4の賞状をあげよう!」

といってたが、あげられるものがないので・・自分持ちだったかっちゃんがきるはずのユニフォームをあげた。
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