第七十話
語り部:マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA
ID:8iRqUuyy0
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ゲームセンターで体験した話です。
自分は、アーケードのゲームが好きで高二で部活を辞めた後は、ゲーム仲間と学校が終わったら天候が悪くなきゃゲーセン行ってから下校という学校生活をしてました。
その日は、霧雨程度の雨が降ってるけど平気だろって事でいつも一緒に行ってる四人(自分も含めて)でゲーセンに向かいました。それで仲間内で対戦してて二人は、塾があるってことで途中で帰り、残った自分とAで対戦したり共闘したりしてよろっと帰るかってことになり外に出たら雨が土砂降りに…
こんな中をチャリで帰るのは、さすがにイヤだってことでAと店内に戻って再びゲームをやってました。さすがに疲れてきて少し休憩をとるために二人でゲームの台から離れて椅子に腰掛けてました。それでふとメダルゲームのコーナーに目をやると小学校低学年くらいの男の子がいました。
自分達が座ってる椅子のすぐ側にメダルゲームのコーナーがあり低年齢むけの簡単なのも置いてあったので小学生くらいの子がメダルゲームのコーナーをちょろちょろしてるのは、よくありました。けど時間は、すでに八時をまわってて男の子のまわりには、親らしい人もいなくてどうしたんだろ…と思いよく見てみたら男の子の右手がすけててその子の向こう側にある本来は、男の子の手があって見えるはずのないゲームの台が見えました。
最初は、あまりにもその子がはっきり見えるせいで頭が理解してくれず
「何だよこれ…」
って凝視してしまいこの子は、ヤバイ霊だときずくのに少しかかりました。
それでヤバイときずいて他の方を向うとした瞬間男の子がこっちに振り向き子供でもこんなに恐い怒った顔が出来るのかってくらいの顔つきで睨まれて固まってしまいました。何分とたったわけじゃないと思いますが隣にいたAに呼ばれてやっと我に返りAの方を振り向きました。
それで雨が小降りになったのとあの男の子から離れたかったので帰ることにしました。
帰り道は、さっきあんな体験をしたにもかかわらずAといつもみたいにゲームを話をしてたおかげで家につくころには、平常心に戻ってました。
今、思うとあんだけ強い霊だったのによく憑かれず霊障も受けずにすんだと思います。
【完】
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