第五十八話
語り部:マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA
ID:8iRqUuyy0
【058/100】
友人の家で怪談話をした時の話です。
メンバーは私と私の当時付き合っていた彼女と悪友のAの計三人でした。部屋中のカーテンを閉め、照明を落とし、部屋を完全な暗闇にしてからそれぞれの持ち寄った話をし始めました。
話が三週くらいしたあたりの事です。その頃には目が暗闇になれ、お互いの顔や部屋の中の家具の位置もわかるようになっていました。
突然何かの気配を感じた私が
「なんか見られてる感じしない?」
と聞くと他の二人も
「うん…。」
との事。
私「じゃあ、何処から視線を感じるか一緒に指指して見ようぜ。」
と言ってせーので指を指すとなんと全員同じ場所を指していました。そこには布に覆われた細長い姿見鏡(?)が置いてありました。
A「よし…じゃあこれ剥がすぞ!」
私「おう!」
バサッ……
全員「…!?」
そこには鏡中に写った『無数の目』が!
当然みんなパニック状態に陥り、壁をつたいながら照明をつけた時には『無数の目』は消えていました。
【完】
⇔戻る