第三十二話

語り部:黒犬 ◆maNL6bv6dg
ID:a1X5y96bO

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俺が高校生の頃の話

地元で幽霊が出ると有名なホテルがあった。その日は暇だったのでオカルト好きな友達Kと二人でホテルに肝試しに行ったんだが…着いてみると様子がおかしい…

1 2 3……4

あれ

一部屋増えてる…

二人とも何回も行ったので、間違えるはずありません。この小さな廃ホテルは三階建て、各階に三部屋です。

K「奥に一部屋増えてるな…」

何を血迷ったか、Kは一人でズンズン奥に向かって行きます。俺は怖すぎてその場に立ち尽くしてKを見守っていました。

K 「ドアに鎖が巻いてあって鍵がしてあるから、窓壊して入るなー!」
オレ「アフォカー!!!!!」

しかし、声にならない俺の叫びは届きませんでした…

ガ ッ シ ャャャーーン

近くに落ちてた石でKが開かずの部屋のまどガラスを割った瞬間。

ピリリリリリ ピリリリリリ

Kの携帯が鳴りました。

K「モシモシ」

………

オレ「どうした??誰から??」
K「おばあちゃんが……たった今死んだ」

二人は無言で帰路につきました。

[完]


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