第七話
語り部:109☆ ◆2/QV/Brifk
ID:LN8pr1960
初参加なもので不手際があったらスミマセン<(_ _)>
【008/100】
『悪寒』
昔からオカルト話好きだけど、霊感とかっていうのは特別ないと思ってた。だけど、一度自分でもちょっと信じがたい実体験がある。
それは、かれこれもう10年くらい前になるけれど(年がバレルw)ドライブ好きな私とその頃つきあっていたカレシといつものように街中をドライブ。その頃、週末(土曜日の20時頃)は、彼の家の近所をブラブラな安上がりデートが主流だったのでその日も音楽を聴きながら楽しくドライブしてました。
それで、ちょうど市道?のある場所を通りかかったとき、突如なんともいえない激しい悪寒に襲われました。急に体調悪くなったのかな・・と思いながら、ふと助手席から左サイドを見るといつも見なれていた”団地”があった。
ただ、その夜はその団地を見たとたん、その悪寒はさらに増幅した↑以前からよく知ってはいたけれど、以前から古いのも手伝ってかなんか暗い団地だなあって印象は持っていたがこの夜はいつもよりなんともいえない不気味さが・・
ただ、団地はいつもように静まりかえっていましたがいまでもそれぞれの階の常夜灯の不気味さが忘れられません。
その後、その場所からクルマが離れると急激に体調もよくなってきてこの出来事は忘れかけていました。
それから約1週間ほどたったある日、なにげにTVのニュースを見ているとどこかで見たおぼえのある団地が写っています。そうです。あの古い団地でした。
それでそのニュースの内容が気になり、急いで見てみると「老夫婦惨殺される」の報道が。
借金がらみによる犯行だったらしいのですが部屋の中は血の海だったそうで・・・
血の海というのもそうとう怖いのですが、これはまだ序章で私がもっと震え上がったのはそのあとのこと・・・
その犯行が行なわれたとされる時刻がちょうど先週の土曜、私がちょうど通りかかったあの20時頃ということでした。。。
・・・あの悪寒は・・・
偶然にしてもあまりの一致にやはり愕然とせずにはいられませんでした。
ちなみに、この団地は関西のO市のD団地というところですがその後、その彼とは別れたのでいまでもあるかというと不明なのですけどね。
[完]
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