第六話

語り部:乱 ◆kil/HS1/z6
ID:6MtE/GCDO ?2BP(445)

6/100

これは中学の頃の話なんだが、一年の秋頃から引き籠もりに近くなっていたんだ。

たまに学校に行くと、昼休みに図書室と、図書室のある三階から、二階に下がる階段にある絵を見るというのを繰り返していた。

とある日も、そうやって、階段から絵を眺めていたらしいんだ、俺はちょっと暗めの少女の絵なんだけどね。



でだ。実際のところ、その日は学校を休んでいたんだ。たしか昼は寝ていたんだったな。

じゃあ、そこにいたのはなんだったんだろうか。安直にドッペルゲンガーとか、そこらかもしれない。もしかしたら、休んだからこそ、今もこうやって生きれてるのかもね。

[完]
⇔戻る