投稿者:霊を見たい少年
タイトル:霊の診察
小3の時に僕が実際に体験した話です。
ある日、僕は怪我をして病院に入院(奇跡的に1日だけだった)することになった。
母親が夜まで一緒に居たが、遅くなったので家に帰って行った。僕はまだ眠くなかったからボーッとしておくと、どこかから小さく、コツッコツッと音がしてきた。
看護婦だろうと思っていたら、この音の聞こえる先は窓の外からだった。今度は鳥かなにかだろうと思ったが、よく聞くと四方八方から音が聞こえる。
特に音の大きなドアの方を見てみると、ドアがちょっとだけ開いていた。目を凝らして見てみると、白衣を着て体中血まみれの医者がいた。
それからよく何があったか覚えてない。
あれから半年ほど経ってまた同じ病院に入院(また1日だけ)することになった。
あのことを覚えてなかったのでなんともなかっけどその夜、トイレに行きたくなったので病室を脱け出すと、廊下に人がいた。ナースの格好をしていたが足が無かったり、血まみれだったりしていた。今となっては怖すぎて逃げ出す所だけど、なぜかそのナースの後を追って行った。
その先には、診察室があった。そこには、前に来たときに見たあの血まみれの医者が、死んだ霊たちを診察していた。
ハッとなって辺りを見回すと、そこにはナースの霊と、病人の霊が埋めつくすようにいた。
急いで自分の病室に逃げ出し、布団に潜りこんで寝ようとしたが、ドアを叩く音が聞こえて眠れなかった。しかし、まだ幼かったので、恐怖のあまり気絶するように眠ってしまった。
余談
それから、霊など信じてなかった僕は霊がいることを感じるようになりました。(ホントは見えているのかもしれませんが)
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