投稿者:夜波

タイトル:人違い?
昔…今から5年くらい前に嫌な体験をしました。

私は霊感の「れ」の字もないほど全く霊感がないのですが、コックリさんや花子さんなど小さい頃は遊びといったらスポーツかオカルト位に流行っていました。

そんな事もあってかいくつか嫌な体験を経験したことがあるのでその中の一つを投稿させてもらいます。

今から5年程前の中3の夏頃。その頃の私は、人間関係に病んでいて毎日死にたい…死にたい…と思っていました。こっそりリストカットもしていました。それくらい病んでいて呪われる話とか信じていませんでしたが、そういう類の本を読みあさっていました。

そんなある日、ふと異変に気付きました。私のベッドは2段ベッドの下で上は物置として使っていたんですが、そこで横になっていると揺れるんです。ベッドが。

初めは寝返りを打ったときに揺れてしまうんだと思っていたのですが、数日立つと、もぅ地震並みに揺れるようになってしまったのです。震度3、4くらいでした。

ベッドから降りるとピタッと揺れが収まるのです。家族が横になったときも揺れを感じるそうで、もう気味が悪くてしょうがなかっです。

しかしそう簡単に場所を移動出来ないので、しばらく無視していました。「それ」が来るまで…

何の前触れもなく来るもんなんですね。

その日は珍しく清々しく過ごせた日でリストカットもせず床に入りました。

寝付きもよかったのですが、ふと夜中に目が覚めました。携帯を覗くと夜の3時半位だったでしょうか…

私は学校があったので無理やり寝ようとして右に向いていて寝返りを打とうとしたのですが、体が動きません。

ぁ…ゃばい…これ金縛り?と初めての金縛りに本当に目しか動かないんだとか、声も出ないんだとかドキドキしながら楽しんでいたのですが、不意に、足の方から何かが這い上がってくる感触がして、ぁ?と思った瞬間に横になっている体に覆い被さるように抱きついてきたのです。

私は怖くて怖くて黙っていました…と言っても声はでないのですが。

そうすると顔に長くてサラサラした髪がダラっと落ちてきて、耳元に女の息づかいが聞こえたかというと、一言それが声を発しました。

「死ねばよかったのに」

歯をくっつけながら思いっきり憎しみを込めたような声でした。

歯をくっつけながら上の言葉をしゃべってみてください。それが耳元で覆い被さりながら言われたら…もぅ眠れません。

それからお父さんが起きる6時まで固まり続け、目覚まし時計の音と共に泣いてしまいました。その頃には金縛りは解けていてただ覆い被さられた感触だけが残っていました。

今思えば絶対人違いだし<死ねばよかったのに>と言うフレーズは有名なので夢だったのかなとも思うのですが、夢にしてはリアルだし何よりも…

あの時の女の声が、しゃべり方が忘れられません。

長くなってしまいましたがこれで終わらせていただきます。
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