投稿者:ヨロシク仮面
タイトル:ホテル
まず始めに、自分はぞくにいう霊媒体質ではないとおもっている。しかし今まで人生の中で何回か心霊体験?らしきものを経験した。
全然恐くないけどその中の一つを今回書いてみようと思う。初めての投稿なんで駄文になってしまったらゴメン。
2年ほど前にかねてから計画していた九州、N県に彼女と二人で旅行に出かけた。旅行と言っても旅館を予約しているわけじゃなく、
「ラブホ泊まればいいや」
みたいな無計画な旅行。
それでいざN県市内に着くとなかなかホテルが見つからない、やっとの思いで一軒だけ見つかったのでそこに滑り込んだ。
そのラブホは田舎によくあるような二階立てで、一階が駐車場で二階が部屋って作り。一日中遊んだ疲れがでたのかベットに横になると彼女はすぐにねてしまった。
俺はなかなか寝付けずにテレビをみていると隣の部屋から
「ゴトリ…ゴトリ…ズズズ…」
っと重いものを動かすような音がする。時計を見ると午前2時、
「こんな時間にホテルのおばちゃん部屋を掃除してるのかな」
って思って別段気にもとめずにボケーっとテレビを見てた。しかししばらくたってもなかなか音が止まない、それに なんかおかしい…
時計に目をやると3時すぎ、もう1時間近くも音が続いてる、相変わらず隣りの部屋から
「ゴトリ…ズズズ…」
しかもよく聞くとなにかが部屋の中を重いもの引きずりながらうごき回る気配がする。。
不思議に思った俺はもっとよく聞き取ろうと耳を壁に押しあてようとした瞬間壁から…
「ドン!!」
「うわわ!!!」
まるで両手で思い切り打ち付けたようなデカイ音がして俺は情けない声をだしながら壁から飛び退いた。
この音と俺の悲鳴で彼女も目を覚まし泣きそうになりながら今のできごとを話したが、
「お隣さんはそうゆうプレイがきっと好きなんだよ。」
と意味のわからない一言で流して信じてくれずまた寝てしまった。そんなことがあった直後に寝れるはずもなくあえなく徹夜コース。
朝になり彼女の化粧も終わり、一睡もできずショボショボの目をこすりながらN県市内観光のためホテルの部屋から出た。部屋からでたときハッときずいてしまった。
自分達が泊まった部屋は二階の一番左の角部屋だ。そんで夜音の聞こえた壁も左。そう、音の聞こえた壁の向こうに部屋なんてない。ホテルの通路の窓から壁の向こうを覗いてみた、もちろん人がのぼれるような足場もないし、下には川が流れていた。
この体験で俺はしばらく「隣の部屋の物音恐怖症」にくるしんだ。
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