投稿者:ポチっとな♪
タイトル:閉ざされてた道
初めての投稿なので、乱文、駄文はご容赦下さい。
あれは高校3年の頃でした。その日、俺は部活の主力メンバーの一人(仮にこいつはAとする)が免許を取った♪という事で俺を含めてA、B、Cの四人で遊んでいた。ちなみに、当時Aは誕生日を迎えると授業そっちのけで自動車教習所に通っていた(笑)
時間が遅くなってきたので、隣の市に住んでいたCを送った後に俺達3人の実家の近所に出る為に有名な心霊スポットであるK公園を抜けて行こうという話になった。そこは戦時中、壕として使われていた。
その場所に近付くにつれて空気が少しずつ変わっていく。空気が痛いのだ。痛みは増し、和やかだった雰囲気がピリピリし始めた。
余談だが、普段はあまり霊感は強くはないが、Bといる時に限って嫌なモノを強く感知するパターンが多い。
敷地内に入り、舗装されていた道からデコボコ道に変わる。500Mくらい進んだところで右側にいける小道があった。
寒気が急に強くなり、奇しくも俺とBが同時に叫んだ。
『止めろ!!』
どうやらBも感じたらしい。互いにうなずいて
『ゴメン、引き返そう』
と続けた。
Aも素直に聞いてくれて来た道をひきかえした。
「やけにアクセルが重い」
とA。
やがて俺達は愕然とする。
来たはずの道にロープがかかっていて、看板がかかっていたのだ。
『工事中につき、立入禁止』
間違いなくこの道以外に道はないのだ。俺達は急いでロープを外し、逃げる様にその場所を離れた。
その時Bは大勢の人がいた、と呟いた。
後日聞いた話だと、土砂崩れと舗装工事の為、道は通れないほどボロボロだったそうだ。
あのまま進んでいたら今頃は・・・。
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