投稿者:ニケ

タイトル:見える死神…
私は、N県の病院で看護助手として勤務をしています。病院という事もあり、多少奇妙な体験をする職員もいます。そこで、私を含めた体験談を紹介したいと思います。

これは、ある看護師Aが夜勤の際に体験した話。その日は、いつもと変わらず真夜中に居室を巡回していると、ある患者Bの部屋で奇妙な光景を目撃する。

Bは、ベット上から、暗闇の天井のある一点を睨みつけて、手で何かを追い祓おうとする仕草を繰り返していた。そして、一時すると、落ち着いた様で、そのまま朝まで入眠。

翌朝、Bが手で追い祓う仕草をしていた方向の部屋の患者Cが急変し、亡くなった。

その後の夜勤で数回、同じ様に手で追い祓う仕草を数人の職員が目撃しており、その度に危篤患者が出たり、亡くなる患者が他病棟でも出たりしていたらしい…

そして、その手の仕草が目撃されなくなったある日、Bは亡くなったそうである。

そこで看護師Aは思った。

「死期の近い患者には死神が見える場合があるのだろう…その時、追い祓う事が出来なければ、そのまま、あの世に連れていかれるのだろう…」

と…



長文・駄文で読み辛い部分もあったと思いますので、ここでお詫びと、最後まで読んでくれた方に心より感謝申し上げます。
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