投稿者:無記名
タイトル:早くきて
埼玉県のK市にあるH大学に通ってた学生の話。
その学生は陸上部に所属しててね。周りから浮いてる存在で、虐めもすごかった。人と話すのが苦手で運動も好きでやってるわけじゃなかった。それでも大学まできて陸上を続けてるのは、喘息を克服する為だった。小さい頃から喘息持ちで、いつも発作に苦しんでた。陸上を始めてからは大分落ち着いて、それからずっと陸上を続けてる。
いつものように部活が終わって寮に帰ってる途中、ずっと出てなかった発作に襲われた。薬を飲みたかったけど水を持ってなかったんだ。帰り道の公園の水道で薬を飲もうと思って苦しいのを我慢しながら公園に向かった。やっと飲めると思ってカバンから薬を出そうと思ったら薬がなかったんだ。
混乱して呼吸が余計に苦しい。混乱しながらも、なんで薬が無かったのかはすぐにわかった。悪戯でカバンから取られたんだ…アイツらに。
もう苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて。いっその事、このまま死んでしまおうと思った。
自分の居場所も無い…生きてても苦しむだけ…死んで楽になろう。
近くの木にトレーニングで使ってたゴムチューブを吊るして首を吊った。
苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ苦しいよ。
僕の薬を盗んだアイツら…絶対に許さない。僕はこのまま死ぬだろう。でも死んでも絶対に許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない。
いつか復讐してやる。僕はそうして死んだ。死んだはずだった。でもまだ意識はあるし、こうして携帯も打てる。相変わらず後輩も、先生も、皆僕を無視する。僕の部屋にも勝手に新入生が住んでるし…僕なんていないみたいに生活してる。
だから今は毎日部室で寝泊まりしてるんだ。不思議な事に、お腹も空かないし、発作も全然なくなった。あとは友達ができれば僕も普通の生活ができる。そして復讐は絶対に忘れないよ。
僕は部室にいるから…遊びに来てね。
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