投稿者:ソラリ

タイトル:15日目
これは今まで聞いてきた中で一番怖かった話です。

ある男が引っ越しの為アパートを貸りることになったがその部屋はいわくつきの部屋で管理人の話しによるとなぜか全員15日目には引っ越していくらしい。だがその男は霊感もなく激安だということでその部屋を貸りることにした。

その部屋は2階にあるので部屋まで行くついでに階段の数をなんとなく数えてみたら15段あることを知ったが気にすることなく男は床の間につくことにした。

その日の深夜やけに外から声が聞こえてきたので男は目覚めて、声のするほうに耳を傾けてみると、どうやらアパートの外の階段付近から聞こえてきているが男は不思議に思った。

どう聞いても子供の声である、しかも数人いる。

こんな真夜中におかしいと思っていたら

「カツン」

と階段を1段昇る音がしたと同時に声は消えていた。

その次の日の深夜も声はしてきたが今回は

「カツン、カツン」

と2段昇る音がしてきた。日が過ぎるごとに徐々に階段を昇る回数も増えてきていた。

さすがにこれはヤバイと思って男はある霊能力者に相談しに行った。その人に魔除けの指輪をもらい、指輪を付けてから深夜の声も聞こえなくなった。

15日目の日、ある拍子に指輪が壊れてしまったが男は気にせず布団の中に入った。するとまた、あの声がしてきて、目覚めると同時に階段を一気に

「ドンドンドン」

と15段昇る音がしてきて、部屋のノブを

「ガチャガチャ」

と回してきた。男は必死に指輪を直しにかかったらドアを

「バンバン」

と叩く音がした。恐怖におびえながら指輪を直し指輪を付けた瞬間に音はやり止んだ。もし指輪がなかっらどうなっていたのだろうか考えるのも嫌になる。
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