投稿者:るな
タイトル:次に見るときは……
これは私が見た夢の話です。
最初の夢は、何も変化のないつまらないものでした。病院の待合室のような所で、椅子に座ってひたすら何かを待っているのです。もちろん私が何を待っているのかは分かりません。
私の他にも沢山の人がそこで待っていて、名前を呼ばれた5〜6人の人が、待合室の先にある部屋へと入っていきました。
しかし、いつまで経っても私は呼ばれません。そうしているうちに目が覚めてしまいました。
その日は特に気に留めることもありませんでした。
しかし、その次の日にまた同じ夢を見ました。
今度は、しばらく待っているうちに私の名前が呼ばれました。他の人も呼ばれたのですが、その人の名前はよく覚えていません。
部屋に入ると、私たち6人は部屋の壁に並んで立つように言われました。言われたとおりにして待っていると、奥からピエロ(?)の格好をした人がやって来ました。その手には、よく福引きで使うくじをひく箱が抱えられていました。
そして左端の人からそれを引いていくのです。(私は右から2番目でした)そのくじを引き、そこに書かれてある文字を確認すると、ピエロは、
「あなたは事故だ。この先を右に行きなさい」
と言い、その人の背中を押しました。
そして次の人には、
「あなたは溺死だ。この先を真っ直ぐ行きなさい」
と言って背中を押しました。
そうしているうちに、私の順番がきました。ピエロが私の前に立つと、目が合いました。その瞳は赤く、見ていると気持ち悪くなるほどでした。
私が箱の中に手を入れて、一つを選び、手を出そうとした瞬間、チャイムがなりました。
するとピエロは、
「今日はここまでです。続きはまたの機会に行います」
と言い残すと、そのまま箱を持って行ってしまいました。結局私は引くことはできませんでした。
直後、目が覚めました。
冷静に考えてみると、あれは死人を選定する儀式だったのかもしれません。
今回は引かずに済みましたが、次回があるとしたら、それは私からです。
あの夢を見てから一週間経ちますが、未だに続きは見ていません。しかし、今でもあのピエロの目を思い出すとゾッとします。
⇒戻る