投稿者:近藤

タイトル:おっちゃん
先日母から聞いた俺の幼少時代の話。私は3歳頃からきっかけもなく突然泣き出す事があったらしい。訳を聞くと決まって

「おっちゃんがこっち見よる」

と言ってたらしい。俺が指差した方を見ると決まってドアや家具などの隙間や2階の窓の上の所なんかから顔を覗かせていると言ってたらしい。もちろん誰もいないし第一人間が顔を覗かせれる所じゃなかったりしたので変なことを言う子…位にしか思ってなかったらしい。

落ち着いてからおっちゃんのことを詳しく聞くと物陰から顔を半分覗かせてこちらをジッと見てる。見たことないし話しかけてきたりもしないらしい。しばらくするとまた物陰にスーッともどっていくと説明したらしい。

母は少し気味が悪かったらしいが幼稚園に入った位から口にしなくなったので気にしなくなったと言っていた。幼少期のことなので俺ももう覚えてないだろうと思い最近になって話してくれた。



でもおかん、その話には続きがあるんだよ。



そのおっちゃん、今でも俺の前にあらわれてんだよ
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