投稿者:(・д')
タイトル:睡眠中
あまり怖くないかもしれませんが,私はゾッとした話です。
遊び帰り。
私は一人,下り電車のボックスの窓際に座りました。夜も遅く,疲れもあり,すぐに眠り込んでしまいました。
下車の数駅前でした。腕に当たるものがあり,目を覚ましました。顔をあげると神妙な表情の男の人が私の顔をのぞきこんでいました。大学名の書かれたバッグを持っていたので大学生だと思います。他に人影は見当たりませんでした。
ボックスの向かい側斜め前から私の腕を軽く叩き,起こそうとしていたようです。
『今の人,彼氏ですか?』
「?」
『今隣にいた人,付き合ってる人とか?』
私は一人で電車に乗りました。すぐに寝てしまったし,隣にどんな人が座ったのかもわかりません。
『さっきの駅で降りてったんだけど,俺がここに座った時からそこ(私の隣でこの大学生の前の席ですね)座ってて,時どき笑いながら髪,ずっと触ってましたよ,その人。』
私は当時,緩いパーマをかけた長い髪でした。隣に座った若い男がその毛先をくるくるいじったり,なでたりしていたそうです。
寝ていて全く気付きませんでした。その大学生は気になって私を起こしたとのことでした。
寝てる時,どうなってるかなんてわかりませんからね。本当,怖かったです。
翌日,友達からメールが来ました。その友達が実は同じ電車に居合わせたそうです。私の隣に座る男の人と,遠目いちゃついているように見え,声をかけられなかったそうです。
『いいなー〇〇大に彼氏出来たのー?』
その他詳細,起こしてくれた大学生と隣に座っていたという男の特徴が一致しました。
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