投稿者:とまと

タイトル:霧の中で…
これは自分が体験したなかで一番びっくりした体験です

その頃自分は高校生B年でとったばかりの原付でそこらじゅうを走ってました。

その日はテスト前で学校が早く終わったので帰って原付ですぐ近くの山の道を走っていると、ついさっきまで降っていた雨のせいか山をある程度登ったところからかなり霧がでてきて数m先までしか見えなくなった

自分はまだバイクには慣れてないのと濡れた道路と初めのすごい霧のため軽くビビり25kmぐらいで走っていると前に何かが落ちてた。

近づくにつれそれが何か分かった それは猫の死体だった たぶん車にひかれたのであろうあまり原形をとどめてなくしかも死んでからそれなりに経ったためか軽く干からびてた。

『うわぁ〜嫌なもん見たぁ』

と思わず言ってしまった。

そして山頂(と言ってもかなり低いとこ)に着き、軽く雨も降り出したので帰ろうと思い帰っていたときさっきの猫の辺りにきてビックリした。猫がいない。

さっき通ってからまだ30分も経っていないのにもし誰かが埋めたにしてもバイクか車がないと来れないところそしてこの山の道は一本しかなく山に登るならかならずすれ違うはずだか誰ともすれ違わなかった。

鳥がもって行ったにしても少しは残骸が残るはずだがあるのは道路についた乾いた血の痕のみ。

そして行きには気遣ったがその近くのカーブミラーの足元には小さな花が置いてありさらに恐怖をかりたてた。

そのあとはいつもの3倍は、はやく帰りました。

にしてもあの猫の死体はどこに行ったのだろうか。
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