投稿者:甲斐

タイトル:目無し地蔵
これは僕が小学校高学年の時の話です

たしか5ョ6年くらい前の夏休みでした。

ウチの近くには大和三山のうちの一つ、たしか三つのうち一番高いはず・・・があって僕らの年は郷土史でそこには明治時代まで被差別部落があったということを習いました。

そういうこともあり、興味を持ったので今年の自由研究はその山の地図を作ろうと思い、弟を連れ、使い捨てカメラと水筒という軽い荷物で上りました。

山を上りながら写真を撮って、それを地図に張りつけようと思い昔の住居跡などを撮りながら上っていました。高さが300メートルくらいの山なので30分もすれば頂上につき、休憩していました。

しばらくすると弟が

「帰りは違う道で下りたい」

と言いだしたので僕もそっちのほうがおもしろそうだと思い、二人で違う道から下りることにしました。

しばらく下りていたら竹藪のようなものが道を遮ったので引き返そうとしましたが、獣道のようなものを見付け、その道を行ってみました。

しばらく行くとすこし開けて、目無し地蔵と彫られたお地蔵さんがありました。下にはお賽銭と思われるものが落ちていてそれは僕達時代劇でしかみたことのないような穴の開いた銅銭でとても欲しかったんですが罰が当たると思いそのまま帰ったのですが、どうも弟は僕の目を盗み一枚盗んでいたようです、その帰り道弟は自転車からこけて生垣に突っ込み右目の視力を失いました。

そんなこともあり写真を現像するのが遅れました。

目無し地蔵で撮った写真の弟は右目が写っておらず黒くなっていました。

みなさんもお賽銭などは取らないようにしてください、乱文、駄文すいませんでした。
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