投稿者:ME
タイトル:首を絞めたのは…
コワ話投稿初なので文面きたなくてスンマセン。
あれは3年くらい前、専門行ってた頃でその学校の友人達とよく県内の心霊スポットにちょくちょく行っていた。
その時はいつも行っていた面子K、Y、オレにプラスM、Sが加わって心霊スポット巡りをしていた。最初の所(ハショります、ここは何ともなかったので…)から3件目、日本で有数の鉱山の一つ、柵〇町に行きました。
その町にはトンネルがあり、雰囲気もかなりあったのでいつもの面子で何度か行ったことがあった。それとなく出たりすると聞いていたが何回か行ってはいるけど見たことはなかった。
トンネルが近づき、雰囲気が濃くなってくる。辺りは真っ暗だ。
そんな中、ポッカリと開いたトンネルの入口が見えて来た。車一台くらい通れる小さいものだった。中にある照明も壊れているのか、点いていない。
オレは幽霊の存在は信じているが見えない=怖くない人(見えたら怖いかも…)なので
「歩いて中を見てみるよ」
っと、みんなの反対を押し切って一人、いつもは車に乗りながらでしか進まない所を車の前を歩きながらトンネルを進んだ。
中は山をくり抜き、岩が露出し、涌き水か何かで濡れていた。途中水滴が頭に落ちてきたぐらいで何も起きなかった…
「なんも起きんかったぞ〜」
そうみんなに告げると車に乗り込み反対側から元の道に戻った。
帰りの道は柵〇街道という川沿いの道を使い帰ることにした。この道も出るらしいエリアの一部だったので少し期待しながら、ビクビクしながら通っていた。
「うわぁ!」
急に後部座席に座っていた初参戦のSが叫んだ。
「どうした?」
みんながSに聞く。Sいわく、横の川に架かっている橋の真ん中に赤い服の女が見えたそうだ。
「まじで!?すげぇな、オレも見たかった〜(笑)」
オレは運転していたのに見えなかったので羨ましく思えた。S当人はかなり凹んでいてそこから口数が少なくなった。車内は他愛もない話で盛り上がっていた。そんな中、会話と会話の間…
「お〇*#…」
Sが何語とは言えない聞き慣れない意味不明な言葉をボソッと呟いた。
「なんか言った?」
「独り言か?」
隣に座っていたMとKがSに尋ねた。
「は?俺なんも言ってねぇーよ!」
「言ってたって!全然意味わかんねぇ言葉を〜」
S自身は何も言ってないと言い張る。ただの独り言って事になったがSは腑に落ちないみたいだ。
帰り道、終始Sはちょくちょく独り言を呟いていたが直後なのに全く覚えていないと言う。みんなも少し気味悪がってそれに触れなくなった。
集合場所にしていたコンビニに着き、お開きにすることにした。オレはSを呼び止めた。以前見た番組でとり憑かれたらの除霊法かなんかを思い出した。霊感のないオレみたいな素人がしても意味が無いかもしれないが心で強く念じ、背中を摩った。気休めかもしれない。
Sは自分の車に乗り込み、こちらに向かって手を振った。
「!」
その時オレは恐ろしいものが目に入った。
Sは右手で手を振っている。その右手と顔の間、女の顔が見える…しかも物凄い形相でこちらを睨んでいる…
「はぁっ!?」
怖いという感情ではなく、エッ?といった感じだった。ホンの2、3秒だった…
Sの車は国産車、当然右ハンドル。運転席の向こうは窓。車の向こう側には誰もいない。見間違いもあるのに幽霊とわかった。直感なのだろう…
心配になったオレは先に出たSと帰る方向が同じのKとYに電話した。事の説明してSが家に着くまで後をつけてくれないかと言おうと思った。
だが、声がでない!
何かに首を絞められてる。苦しい!息が出来ない!意識が飛びそうだ…!
それでも何とか声を出し説明し電話を切った。切った途端今まで苦しかったのは無くなった。
後日KとYに聞いたら、帰り道ずっとSは前にいる車をパッシングやクラクションを鳴らしていたらしい。そして、実はYも見ていたらしい…集合場所から帰るとき、Sの肩に後ろから添えられた手を…
アレからSとは連絡を取っていないのでどうなっているかはわかりません…
後日、霊感の強めの奴と飯を食いにいったとき話が盛り上がりこの体験談を話した。
そいつが言うには…
「幽霊ってなのはヤンキーみたいなもんよ。自分の獲物にじゃまをすんな!って。だからお前睨まれたの」
「そんで電話中に首絞められたような感じになったのは、そいつの背中を摩ったとき霊に触れてしまったんよ。だから残留シネン?(字がわかんない…)みたいなので会話を阻止しょうとしたんかもよ。大丈夫!もうお前には憑いてないよ」
関係ないかもしれないがそいつが言うにオレは霊に取り憑かれにくい体質らしい。
怖くなかったかもしれないけど、オレが体験した中でかなり怖く思い出したら鳥肌が立つ話です…
⇒戻る