霊の居る生活

恋人の部屋に遊びにいった時のことです。彼は1Kのアパートに住んでいます。部屋にはドアあってそこを開けるとキッチンです。

2人で夕食を食べて、そろそろ片付けようかということになりました。

彼はキッチンの部屋のドアを開けました。すると、なぜか、おばさんがいました。

私は、

(え?)

と、一瞬固まりました。彼は一人暮らしだったからです。

彼もおばさんに気がついたようですが別に驚く様子もありません。

(母親が来たのかな)

と、ぼんやり考て、あ、そうだ挨拶しなくちゃと思って立ち上がりました。

すると、彼は、特に何事もなかったようにドアを閉めました。そして2〜3秒経ってから再びドアを開けました。

おばさんはいなくなっていました。

「よし!!」

彼はそう言うと食器をキッチンに持っていきました。

(えええ、さ、さっきのおばさんは?)

私はあまりに手慣れた?彼の対応に怖いという思いもなく、自然な様子につられて一緒に食器を片付けました。

「あのさ、さっき、おばさんいたよね」
「ああ、たまにね。お前にも見えたんだ。 でも、気にしなくて良いよ」

と、普通に言われたので

(あ、そうなんだ)

と納得してしまいました。

あんまり怖くないっすね。失礼しました。
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