彼の世では…

在りし日の祖母の話。恐くないかも知れない。 祖母の夢枕に亡くなった祖父が立った事がある。祖母の家は現在もお正月や祝日には必ず日の丸を掲げている。都会と違い田舎なのでそのような行事?を隣近所でも行っている家もある。祖母は皇太子様が独身時代に村の公民館を御訪問された事に感激して、何年もその記事を大切に保存していた。 その所為か大層皇太子様贔屓であった。そんな祖母だから、靖国関連で当時奇知外左翼がテレビで暴れる度に憤っていた。自分達昔の教育を受けた年寄りが亡くなったら日本はどうなるんだろうかと心配していた。 そんな時に祖父が夢枕に現れたらしい。 「そんなに心配せずとも次世代も大丈夫。元号に「建」と「延」と「?」の漢字が付くから、日本は法律が整い伸びる。」 と言ったらしい。 祖父は3つの元号を祖母に教えたのだが残り一つは忘れてしまった。家族も覚えてない。祖母は鬼籍になってしまったので、聞きようがない。 3つ共祖母が喋ったのだが当時は 「ふーん(夢か寝ぼけたのかだろう)」 程度の好奇心だったので本当に勿体無い事をしてしまった。今となっては 「ふーん(夢か寝ぼけたのか)」 と対応した事を後悔している。もっと真剣に聞いておけば良かった。 何でも祖父は3回目の元号使用の日本に生まれ変わる為にあの世で修行中だったそうだが祖母のテレビでの靖国関連奇知外左翼行動を見て、日本が壊れてしまうとの念が強かったので夢枕に現れる許可を貰ったそうだ(誰に許可を取ったんだ)。 本当は祖父は2回目の元号時に日本に転生するはずだったが、如何せん日本は人気が高く3回目にお鉢が廻って来る事になってしまったらしい。だから3つの元号を知っていたらしい。夢枕だし、どうせ夢と思われて御仕舞いだから許可を受けて喋ったそうだ。夢枕に立つのは自由だが未来の秘密を喋るのは許可が必要だそうだ。 因みに祖父が転生するのは、48年後との事。 高々「ふーん」程度の好奇心なのに、何で中途半端な数字を覚えているのかと言えばその時に時空警察(丹波哲郎)の再放送を見ていて、本能寺の変の明智光秀が徳川家康に僧都として使えていて家紋が明智家と同じ〜。と言うのだったからだ。で、織田信長の自刃年齢と同じだと考えたのである。 祖母の話は3年前なので、今からだと45年後になる。日本は転生人気国だから、日本に生まれたかったら悪さはするなと諭されたらしいのだが、老い先短い老人が悪さをする確率なんて南畝の物だいと祖母は言っていた。 人気がある(順番待ち)のは、日本・ドイツ・インド(何でインド?。貧富の差が激しそう。カーストとか)らしい。祖父が転生する頃は経済大国になって先進国の仲間入りをしてるのかな。 でも、順番待ちと言ってもインドは何億人もの人口のはずだが、、、。当事者じゃ無いので良く分からん。 特別オチもない。終わり。
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