青いインク

ある祭りの日のこと。俺たち(3人)は、昔から、化け物がでると有名だった神社に酔った勢いで肝試しに行った。もう辺りは暗く、木が風に揺れる音だけが、不気味に響き渡っていた(深夜1時頃)その神社は辺りが草や木で覆われ、門をくぐって、階段(かなり長い)を登った頂上に参拝場があるような作りだったので、誰も人はこない廃れた神社だった

俺たちは草むらを掻き分け、やっとのことでその神社の門に着いた。その門は、赤く塗られた木でできていた。しかし、所々、木の色が見えている(ペンキが劣化してハゲてきたんだろうと思った)

すると、友達が、いきなり、焦った顔で俺たちに話し掛けてきた

「おい!おまえら、これ見ろよ」

俺たちは(酔っていたので)わざとガキみたいに、ハシャギながら、そいつのところに行った

行ってみると、そいつは門の裏側を見ていた。俺たちも、なんとなく見てみた。するとそこには、ガキの落書きのような汚い字で

「あなたたちを殺してあげる」

なんて、青いペンのようなもので書かれていた。友人は

「昔ガキとかか遊びで書いたんだろう」

と言って、その文字を触った。すると、友人の手に青いインクが着いた。

友人「おい!これ書きたてなんじゃねーの」
俺「いや、辺りの湿気とかが、ついて、濡れていたから、おまえが触ることによって、インクが剥がれただけさぁ」

なんて言ってみた。

で、門をくぐって階段を上っていった。途中、友人達の足音が聞こえないことに気付いた。後ろを見てみると、2人いた友人がいない。俺は急いできたんだなと思い、少し引き返した。

すると案の定、友人達が少し後ろを歩いていた。しかし、二人とも、なぜか、下を見たままだった。俺が声をかけても、ただ、人形のように歩くだけだった。

しかたなく、友人達に歩み寄り、おい!って肩を叩いた。すると、一人の友人が、顔をあげ、目を大きく光らせ、

「おまえを殺してやるー」

何て言ってきた。俺はマジでびびりながら、全力で階段を上った。しかし、友人は後を追ってこなかったので、恐る恐る、後ろを見た、すると、友人二人が爆笑していた。

友人「〇〇、冗談に決まってんじゃんwww」

なんて言ってきた。俺はびびって逃げたことに後悔した。

なんだかんだ言いながら、俺たちは、参拝場に着いた。鈴があり、賽銭箱、奥は、障子みたいな戸で閉められている友人の一人が、前から、奥になにがあるのか見たかったんだよな〜。と言って、勝手に障子を開けて入っていった。

すると案外、奥が深いみたいで、なかなか帰ってこない。

俺「おい、どうした?」

と声をかけた。すると、奴が出てきた。しかし、様子がおかしい

その友人「オマイラ、ニゲロ」

俺たちは、また冗談かよって言った。その友人が、いきなり倒れた。すると、その友人の後ろには、赤い返り血を浴びた手にナイフを持っている少女がいた。中から、テレビの音が聞こえた。

俺たちは初めて、怖さで動けないことを体験した。

少女「殺すっていったじゃん」

少女が笑いながらナイフを振り上げ、俺たちに襲い掛かってきた。俺は頭を真っ二つに切られた。

眩しい光で目が覚めた。気付いたら、俺たち三人は門の前で爆睡していた。

みんなを起こして、俺のみた夢の話をした。すると、みんなも、同じ夢を見たらしい

なぜだか、門の赤が、さらに濃くなっていた。友人の手には、青いインクが、ついていた。
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