霊感が無くても
少しだけ霊感が欲しいなと思った話。
私は2年前に父を亡くしていて、それなりに良好な親子関係wだったもので命日に会いにきてくれたりとかしないもんかねえと日々思っていました。
私の親友に、はっきりと姿は見えないけど「そこに何かいる」というのが分かる程度に見えるヤツがいて、彼女はしょっちゅう私の家にも遊びにきていた為、生前の父とも仲が良くなり父が冗談で
「もう一人娘が出来た」
なんて言う程でした。
去年の1周忌のとき、その親友が法事に出席してくれたのですがお経を上げてもらって墓に移動する途中、彼女が
「多分Tさん(父)来てたよ。あんたもSさん(母)も霊感ゼロで全然気付かないから私に何かずっと言おうとしてた。でも私も何言ってるかまでは分かんなかった…」
と。霊感が強い家系というのがあるように、そう言うものに全く気付けない血筋というのもあるそうで、どうやら母方の家系がそんな感じなようなのです。
身内の守ってくれる霊にさえ気付かないって…と思いつつ、墓についてから、手を合わせて
「来てくれてありがとう」
と祈り、その日は終わりました。
法事後、彼女と会った時
「あのあと、Tさん夢に出てきたよ。盆と命日には毎年帰るから 見えなくてもいる事を忘れるなって伝えとけって言われた」
と言われ、初めて少しだけ、霊が見えるようになりたいなと思いました…。
身内や仲が良かった人が無くなっても何も無かった、という方、もしかしたら私のように全く気付けないタイプなだけでその人は今でも、あなたの側にいるかもしれませんよ。
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