夢の中の受験生

マジで死にたいと思っていたはずのときに見た夢、「はずの」の理由は最後に書きます。夢の話でつまらんし文才ないから分かりにくいかもしれないが御了承ください。

道を歩いているとなんか暗い顔したいろいろな学校の制服姿の高校生たちがたくさん受験のために神社の方に歩いていってたの。知らない道だがなぜか行き着く先は神社とわかっていたし、神社で受験というのも不思議に思わなかった。みんなうつむき加減で友人とかとつるんでいる人は一人もいず黙々と歩いていた。

俺は大学生という設定(実際は違うが)でなんとなくそいつらの後をついていかなきゃいけないような気がしてついていったの。

(受験生はつらいよな)

とか思いながらふと後ろをむいたらものすごく明るい顔をした女子高生が歩いてきたの。

「受験?」

て声かけたら

「うん!」

とびきりの笑顔ですごく明るい声、その子は早稲田を受験しに行くところだった。

何の話をしたか忘れたがいろいろ楽しく数分会話した。

で神社に登る階段が見えてきて(あーもうお別れだな)とか思ってたら女子高生が急に暗い顔になって話をし始めた。

「詩を聞いてほしい。これは私が本当に死にたかったときに作った歌」

と言って俳句のような詩をいくつか喋ったの。内容は忘れたが俺にはまったく意味がわからないものだったが黙って聞いた。

で、階段直前で

「じゃ、さよなら」

と彼女が手を振って階段を上がっていき、俺は

「頑張って」

と言い左に曲がった。最初は受験生たちに付いていかなきゃいけないと思っていたので一緒に受験会場まで行くつもりだったが、彼女の笑顔での

「さよなら」

という言葉でなんとなく階段は昇らす道を外れたとこで目が覚めた。

思いすぎかもしれないがもし彼女が現れずに暗い顔した受験生と一緒に神社に行ってたらそのまま死んでたのかなと思ったらすごく怖くなり夢の中の彼女に感謝した。と同時に彼女に感謝したということは今は本当は死にたくないんだなとわかって少し安心した。

昔、死にたいと思ってたときに乗ってた飛行機が落ちる夢をみた。そのとき夢のなかで本気で(やった、これで死ねる)と思った。で、目が覚めて夢だとわかったとき本当に心からがっかりした。そして、夢だったことより本当に自分は死にたいと思ってるんだとわかってさらに心が沈んだ経験があった。

今、最初の話で彼女に感謝したということは本心は生きたいと思うようになったんだなとわかってそういう意味でも彼女に感謝してる。
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