第十四話

語り部:イブラヒモビッチ ◆NA2JlDKnqo
ID:UW2zDpA3O

【014/100】
『卓球場』

あれは、僕がまだ小学生だった頃のことです。当時、卓球場に幽霊が出るという噂だ立ち、ある日数人で卓球場へ行ってみることになりました。卓球場に到着しましたが何のへんてつもありません。

『もう戻ろうか…。』

そう思ったその時!

『チリーン…、チリーン…。』

と鈴の音がどこからともなく聞こえてきました。それに続いて

『カン…、カン…、カン…、ドスッ!』

と、壁のはしごを人が降りて来るような音が!(僕には鈴の音しか聞こえませんでした。)

「逃げろ!!!!!!」

誰かがそう言うと同時に皆一斉に走り出しました。

次の日、僕は熱を出して学校を休みました。幸い熱はすぐに下がりましたが、もう二度とその卓球場に行きたいとは思いませんでした。
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