第十二話

語り部::(σ・ω・)σ ちょる
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【012/100】

『祟り』

コックリさんが流行った時期。クラスでは放課後学校に残って、コックリさんをする子が大勢いた。

そんな中、M君という子だけがコックリさんを馬鹿にして、信じていなかった。

ある日突然、10円玉が

「し・ぬ・ま・で・ゆ・ひ・゛・を・は・な・す・な」

っという順で、字の方向へ動いた。

皆怖くなったが、M君だけは

「バッカみて〜」

と言ってコックリさんに使った紙を破いてしまった。

その日の帰り道、M君は交通事故にあったという。

それから、その学校ではコックリさんをやろうとすると、M君の寂しそうな声が聞こえてくるという。

[完]
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